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おととい月曜日、神保町に仕入れに行った。GW明けのせいか、あまり本がなく、持って帰れそうだったので、カートに段ボール箱をくくりつけ、がらがら引く。お茶の水駅は、エレベーターもエスカレーターもないので、階段の手前でカートを持ち上げようとしていると、「持ちましょう。」と若い爽やかな男性が。新卒の社員という雰囲気の人だった。連れの人は、もう少し年上で黙ったまま。「いえ、いいです」と言ったのだが、もう持ち上げて階段を降りようとする。私も追いかけて、重そうだったので、半分持とうとする。彼はそうさせまいとする。そんな無言のやりとりの間に、段ボールはするっとカートのひもをぬけ、一瞬宙を舞い逆さになり、本は全部階段にばらまかれてしまった。。。。 ちょっとショックである。彼もそうであろう。あわてて拾って段ボール箱に本を投げ込もうとする。「あの、入れ方があるんです。」と小さな声で抗議すると、「あ」といった表情で、ともかくどんどん本を渡してくれた。連れの人も、憮然とした表情で、本を渡してくれる。あっという間に本は集められた。(雨の日でなくてよかった!)「どうもすみません」と言いながら去ろうとするので、「とんでもないです、ありがとう。」と言ったが、気持ちは伝わっただろうか。 人の親切は自然な行為なのだな、と思う。私がちょっとイコジなため、こんな結果になってしまったが、親切はありがたいものだ。ぱっと身体が動く親切には、ほんとに美しいものがあった。 教訓:段ボールには、ガムテープでふたをしましょう。(ゆ)
by nawaprasad-hobbit
| 2010-05-12 14:13
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