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本の紹介です。 『毒と私』 由井寅子著 幻冬舎 1260円 何が感動したかって、ほとんど虐待に近い乱暴な育て方のお母さんと、38歳になった寅子さんがとっくあいのけんかをして、その最中に、相手がもう老婆だと気づいてやめたら、お母さんが立ち上がって、「寅子、うどんでも食うか」と言ったところ。そのあと、お母さんの茹でたうどんを二人ですすったところ。 なんだかなぁ。このくだりで、正直なこの人を私は好きになってしまった。 昨年夏のメディアのひどいホメオパシー・バッシングに対する反論と、日本ホメオパシー医学協会会長の寅子さんの自伝なんですが、毒を希釈して希釈してつくるホメオパシーレメディ(同種療法という)の解説にもなっています。私も昨年花粉症がひどくて、くしゃみばかりしていたとき、友人からもらった砂糖玉のようなちっちゃな薬が効いたのに、びっくりしたことがありました。本家本元のイギリスでは保険医療の対象になっています。プラシーボ効果(信じるものには効く)と言われてばかにされるけれど、副作用がない、ことだけでも通常の薬以上じゃないの、と思います。 なにごともパイオニアの道はきびしいです。医学の世界では、女性であることも、正直に生きていることもハンデになることも多いでしょうけれど、でもそのすごいエネルギーで毒を味方にして、どんどん進んでいってほしいです。(ゆ)
by nawaprasad-hobbit
| 2011-08-08 17:17
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